
こんにちは!
ポーカーリポジトリの中の人の「よーすけ」と申します。
記念すべきポーカーリポジトリ1投稿目となる今回は、私が最近プレイしているFastFoldアプリ 「Ten-four(テンフォー)」 での実戦を通じて、成績向上に繋がっていると感じる考え方を3つ紹介します。
また、この記事は「ポーカーリポジトリではこんな風に記事を書けますよ」というデモンストレーションも兼ねています。
ハンド・テーブルなどの独自要素が記事に埋め込まれた様子も是非ご覧ください!
1. リバーのポットオーバーベットに対して、ブラフコンボを精査する
まず1つ目は、リバーで相手から大きなベット、特にポットオーバーベットをされたときの考え方 です。
結論から言うと、私は最近、リバーのポットオーバーベットに対してはかなり慎重にコールするようになりました。
理由はシンプルで、多くのプレイヤーはGTOほど十分なブラフコンボを用意できていない と感じるからです。
理論上は、リバーで150%ポットのような大きなサイズを使う場合、バリューだけでなく、それに見合ったブラフも必要になります。
しかし実戦では、このサイズがかなりバリューヘビーになっていることが多いです。
例えば、自分がUTGでAQをオープンし、BBにコールされたSRP(シングルレイズドポット)で、トップヒットでダブルバレルを打ったら、ターンでチェックレイズを受け、リバーで150%ベットを受けたシチュエーションを考えます。
リバーはツートーンはどちらも未完成で、自分はトップ2ペアでかなり強いハンドに昇格しました。
相手からしても、オリジナル(UTG)にAAやQQも十分あり得る中で、All-inに近い150%のベットに踏み切った形です。
フラドロ滑りをブラフに変えてきたにしては、かなり強いアクションです。
「トップ2ペアだからコール」と機械的に判断するのは非常に厳しいシチュエーションで、まずは落ち着いて相手のブラフコンボを考える必要があります。
ここで大事なのは、完璧にレンジを数え切ることではありません。
実戦中に30秒ほど使って、
相手に自然なブラフ候補はどれくらいあるか
そのブラフ候補を本当にこのサイズで打ち切れる相手か
これまでのストリートで、ブラフになりそうなハンドがどれだけ残っているか
をできる範囲で整理します。
その結果、ブラフコンボが数コンボしか思いつかないのであれば、たとえ自分のハンドが見た目には強くても、オーバーフォールド寄りにプレイして良いと考えています。
私は実戦ではブラフ過小だと判断し、フォールドしました。
もちろん、相手によってはしっかりブラフを混ぜてくるプレイヤーもいます。
そういう相手に対してフォールドしすぎると搾取されます。
ただ、一般的なプレイヤー全体で見ると、リバーのポットオーバーベットはバリューにかなり寄っていることが多く、GTO通りにコール頻度を守ろうとすると、むしろ成績が不安定になる印象があります。
「このハンドは強いからコール」ではなく、
「相手にこのラインで自然なブラフがどれだけあるか」 を考える。
これを意識するだけで、大きなポットを無理に拾いに行って失う機会が減り、結果的に成績が安定しやすくなりました。
(結果的に相手はJ9で、ターンでコンボドローに発展してチェックレイズをした形でした。)
2. バリューサイズを大きくする
2つ目は、バリューベットのサイズを大きくすること です。
これは最近かなり効果を感じています。
実戦では、こちらが強いハンドを持っているときに、
「大きく打つと降りられそう」
「ハーフサイズくらいならコールしてもらえるかも」
と考えて、つい小さめのサイズを選びたくなることがあります。
しかし、実際に相手のショーダウンハンドを見ていると、思っている以上に多くのプレイヤーがコールしすぎています。
トップペア・ウィークキッカーで最後までついてくることもありますし、セカンドペアや弱いペアでリバーまでコールされることもあります。
もちろん、大きく打ったことで降りられるケースはあります。
ただ、そのハンドをよく振り返ってみると、
「ハーフサイズならコールしてもらえたけど、75%にしたせいで降りられた」
というよりも、
「そもそも何もペアもドローもなく、どのサイズでも降りていた」
「何かしらボードに絡んでいたら、大きめでもコールしてくれていた」
というケースの方が多いと感じています。
つまり、こちらが強いハンドを持っているときに小さく打ちすぎると、本来取れたはずのバリューを取り逃してしまうことになります。
特に相手がコールしすぎる傾向にある場合、こちらはもっと素直に、そして大きくバリューを取りにいくべきです。
もちろん例外はあります。
たとえば、自分がナッツ級のハンドを持っていて、相手の強いバリューコンボをかなりブロックしている場合。
あるいは、リバーまでチェックで回して、相手にブラフや薄いバリューを打たせたうえでチェックレイズを狙えるような状況です。
そういった特殊なシチュエーションでは、あえて潜むプレイも有効です。
ただし、そうではない多くの場面では、基本的に バリューヘビーに、大きく打つ という方針で問題ないと考えています。
ポーカーでは「相手にコールしてもらえる最大サイズ」を探すことが重要です。
小さく打って確実にコールをもらうよりも、相手がコールしすぎる環境では、少し大きめに打って期待値を最大化する方が、長期的には明らかに成績に繋がります。
3. タイムテル、特にスナップアクションを判断材料にする
3つ目は、タイムテル です。
特に最近意識しているのは、相手のスナップアクションです。
オンラインポーカーでは、ライブポーカーのように表情や仕草を見ることはできません。
しかし、アクションまでにかかった時間は重要な情報になります。
たとえば、ブラフをするとき、多くのプレイヤーは慎重になります。
「相手のどのハンドを降ろしたいのか」
「そのためにはどのサイズが良いのか」
「このカードは自分のレンジに有利なのか」
こういったことを考えるため、自然と少し時間がかかります。
一方で、状況が大きく変わるカードが落ちたにも関わらず、相手がスナップチェックしてきた場合はどうでしょうか。
たとえば、ターンやリバーでストレート完成やフラッシュ完成の可能性が高まるカードが落ちた場面です。
本来であれば、そのカードによってベットを検討するハンドも出てくるはずです。
それにも関わらず即チェックされた場合、多くのケースでは、
自分のハンドが進展していない
トップペア未満の中途半端なショーダウンバリューである
セカンドペア以下でポットを膨らませたくない
ガットショットなどの弱いドローで自分から打つ勇気がない
といった状態であることが多いと感じています。
そのため、そういう場面では、自分に何も絡んでいなかったとしても、普段より積極的にブラフを検討しています。
相手がスナップチェックしたということは、少なくとも「そのカードを使って積極的にポットを取りに行く準備ができていない」可能性が高いからです。
そして、そのような状況では、相手にとってもコールが難しいことが多いです。
ただし、ここで重要なのは、スナップチェック=必ず弱い と決めつけないことです。
相手が弱気に見えたからといって、どんなハンドでもブラフすれば良いわけではありません。
私はここで、相手のスタッツもかなり重視しています。
たとえば、プリフロップの3bet率がかなり低い相手は、基本的に自分からポットを膨らませないパッシブなプレイヤーであることが多いです。
そういう相手は、スナップチェックであっても、意外と強いハンドを持っていることがあります。
「強いけど、自分から打つのは怖い」
「チェックして相手のベットを見てから判断したい」
というタイプです。
このような相手に対して、スナップチェックだけを根拠にブラフを打ちすぎると、思わぬハンドでコールされることがあります。
また、スタッツ自体は普通くらいなのに、Win-Rateが大きくマイナスしているプレイヤーにも注意しています。
こういうプレイヤーは、「ブラフしすぎ」よりも「コールしすぎ」で負けているケースが多い印象です。
そのため、
「そこにコールされるとは思わなかった」
というようなハンドでブラフキャッチされる可能性が高くなります。
つまり、タイムテルは非常に有効な情報ですが、それ単体で判断するのではなく、
相手の3bet率
全体的なアグレッション
Win-Rate
その場面で本当に相手がフォールドしやすいか
と組み合わせて使うことが重要です。
スナップチェックを見たら、まずは「弱そう」と感じる。
ただし、最後に「この相手は本当に降りる相手か?」を確認する。
この一手間を入れることで、無謀なブラフと期待値のあるブラフを分けられるようになってきたと感じています。
まとめ
今回は、私が最近Ten-fourでプレイする中で、成績向上に繋がっていると感じる考え方を3つ紹介しました。
改めてまとめると、以下の3つです。
リバーのポットオーバーベットには、相手のブラフコンボを精査して対応する
相手がコールしすぎる環境では、バリューサイズを大きくする
スナップアクションなどのタイムテルを、スタッツと組み合わせて活用する
どれも共通しているのは、GTOをそのままなぞるというよりも、そのフィールドの実際のプレイヤー全体がどうズレているかを観察し、そのズレに合わせて調整する という考え方です。
もちろん、GTOを学ぶことは非常に大切です。
基準がなければ、どこをどう調整すべきかも分かりません。
ただ、実戦で勝率を上げるためには、理論だけでなく、相手がどのようなミスをしやすいかを見抜くことも同じくらい重要です。
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