オールインが入ったとき、次のプレイヤーは本当にレイズできないのか?
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オールインが入ったとき、次のプレイヤーは本当にレイズできないのか?

2026年5月13日
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3e4 (@3e4)

ポーカー歴2年 NLH中心にポーカーをプレー / 初心者→中級者へのステップアップ / 経験をもとに再度勉強の意味を込めてアウトプット

ポーカーをやっていて、一度は問題になるところがこれ。
「オールインが入ったから、もうレイズできませんよね?」

オールインはレイズの一種であり、特別なアクションではないと考えている人がいます。

今回はTDA2024 1.0を再度熟読し、わかりやすくまとめなおした。

Poker TDA Rules 2024 ver 1.0 - Japan Open Poker TourPoker TDA Rules 2024 ver 1.0POKER TOURNAMENT DIRECTORS ASSN. 2024年版 ルール Version 1.0POKERjapanopenpoker.com

目次

  1. ▶ミニマムレイズ(最低レイズ額)のおさらい

  2. ミニマムレイズ(最低レイズ額)の計算方法(基本)

  3. ▶レイズ額に満たないオールインの場合(今回の本題)

  4. レイズ権のあるプレイヤー

  5. リオープンの条件

  6. ▶まとめ

▶ミニマムレイズ(最低レイズ額)のおさらい

TDAルールで一貫している考え方はこれです。
レイズかどうかは、金額の「差分」で判断することです。
常に、
直前のベット(またはレイズ)から、いくら上がったか

これがミニマムベットを満たしているかどうか判断します。

ミニマムレイズ(最低レイズ額)の計算方法(基本)

ベットは1BB以上、レイズは1つ前のベットの(またはレイズ額)と同額以上の上乗せが必要です。

一例としてプレイヤーAとBがいます。
ブラインド 10-20

A:50点 ベット
B:100点 以上のレイズ(直前のベット50点と増加分50点)

画像

これが複雑化するのはリレイズ(3bet)が入る場合です。
自分のコール額+さらにひとつ前のアクション額の差が最低のレイズ額(差分)になります。
前のアクションの2倍ではありません。

状況は引き続きプレイヤーAとBで説明します。
ブラインド 10-20

A:50点 ベット
B:100点 レイズ

Aの行えるアクションはフォールド、コール、そしてレイズです。
最低のレイズを行う場合は以下の通りに計算します。

コール額100点 + ひとつ前のアクションとの差50点(100点 - 50点)

画像

100 − 50 = 50
この「50」が次のレイズに必要な差分です。
つまりこの状況では、次のレイズは150以上となります。

もちろんAのプレイヤーだけではなくBのアクション以降のプレイヤーがいる場合(アクティブが3人でCがいる場合など)全てが同じ条件となります。

▶レイズ額に満たないオールインの場合(今回の本題)

具体例として下記の条件で進めます。

ブラインド:10 - 20(あまり関係ないですが…)
アクションはフロップ(カードが3枚開いた状態)からスタート
プレイヤーA:残り持ち点500点
プレイヤーB:残り持ち点500点
プレイヤーC:残り持ち点120点
プレイヤーD:残り持ち点500点

プレイヤーA:50をベット
プレイヤーB:100にレイズ
プレイヤーC:120でオールイン
プレイヤーD:まだアクションしていないがレイズをしたい

画像

結論から言うとこの状況では、
プレイヤーD(まだアクションしていない人)はレイズ権あります。

プレイヤーBまでの最低レイズ額は50点です(計算式は省きます)
プレイヤーCは本来150点以上のレイズが必要ですが、それに足りないオールインとなっております。
TDAでは、このようなオールインを「レイズ額に満たないオールイン」として扱います。

この場合プレイヤーDはまだアクションを行っていないため、レイズ権があります。

レイズ権のあるプレイヤー

レイズ権についてまとめます。
アクションを行っていないプレイヤー全てにレイズ権があります。
また、すでにアクションを行ったプレイヤーには以下の計算式でレイズ権の有無を判断します。

現在の最大ベット(レイズ)額 - 自分がアクションを行ったベット(レイズ)額 ≧ レイズに必要な差分

つまり他のプレイヤーのレイズ権は下記になります。

プレイヤーCの120点のオールイン
レイズに必要な差分 50点

プレイヤーA:(50をベットした人)はレイズ権あり (差分70)
プレイヤーB:(100にレイズした人)はレイズ権なし (差分20)
プレイヤーD:(まだアクションしていない人)はレイズ権あり

画像

ここでプレイヤーBがレイズ権が復活することがあります。

リオープンの条件

例は上記と同じままで進めます。
Bはレイズに必要な額は+50点です。

現在オールイン額は120点ですので、他プレイヤーのレイズによりレイズに必要な差分以上となれば再度レイズ権が与えられます。

プレイヤーCの120点のオールイン
レイズに必要な差分 50点
レイズ額に満たないレイズの場合、ミニマムレイズは
現在の最大レイズ額(120点)+本来レイズに必要な差分(50点)=170点

ほかのプレイヤーがレイズをした場合、すでに行っていたアクション(レイズ100点)と新しいレイズ額(170点)の差が、レイズに必要な差分を超えるので、Bも再度レイズが可能となります。

▶まとめ

レイズ権があるか無いかを判断するには、そのオールイン額と自分のアクションの差がレイズに必要な差分に足りているかで変わります。
また、アクションをしていないプレイヤー全てにレイズ権があります。

また、このレイズ権についてはノーリミット、ポットリミットのゲームに限った内容です。
フィックスリミットゲーム(レイズ額・回数が決められたゲーム)では、レイズに必要な差分が50%未満だとレイズにはカウントされず、50%以上の場合はレイズとしてカウントされ、上限額が下がります。

50-100-200のビックベットの場合
プレイヤーA:100
プレイヤーB:120(オールイン)
プレイヤーCのアクションは①コール120点 ②レイズ150点 ③フォールド

プレイヤーA:100
プレイヤーB:130(オールイン)
プレイヤーCのアクションは①コール130点 ②レイズ180点 ③フォールド

となります。

ややところでもありますが、レイズ権の有無に注意すれば簡単に解決ができます。


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